インストールとgcc

 今回インストールしたのは、雑誌についてきたVine Linux1.1です。このパッケージでは、インストールメニューが日本語化されインストールすれば日本語の入力環境までそろうようになっているので、本当にインストールしてすぐに使う事が出来ました。

インストール

 インストールするためには、まずハードディスクにパーテーションを作る必要があります。必要容量は、OS・ソフトなどの本体用に数百MB(実用上は1GB)以上、スワップ用に数十MB、だそうなので付属のパーテーションツールでハードディスクを分割しましょう。実は、私のマシンでは後で別のOSを入れるためにハードディスクを最初から1GBほど空けておいたんですが、ここに入れようとするとなぜかパーテーション自体を上手く作れない。しかたないので、一度Cドライブ(約3GB)にすべてのデータを集めてからWindowsのパーテーションを整理する事にしました。
 構成としては、8GBのハードディスクの内、Windows用にCドライブ3GB(FAT32)とDドライブ1GB(FAT16)を割り当てます。そして、Linux用にはスワップに70MBを確保し、残りはすべてLinux本体に割り当てる事にしました。パーテーション設定では、WindowsのパーテーションをLinuxにマウントする設定も可能なので、Dドライブをマウントするようにします。ちょっとLinuxに割きすぎという気もしますが、まあ良いでしょう。

 ハードディスクの設定が終われば、後は簡単です。メニューを選んで行くだけでインストールが進み、ハードもかなりの部分は自動的に検出・設定されて行きます。問題なく進めば、20分ほどで終わりますね。何度も再起動しないですむし高機能のパーテーションツールもついてくるので、Windows98のインストールより楽かもしれません。あ、それからインストールするパッケージの選択では必ず「開発ツール」を入れるようにしてください。
 なお、Linuxの起動に関しては起動用のフロッピーを作った方が良いでしょう。ハードディスクにブートメニューを入れるとトラブルの原因になるし、普段Windowsを中心に使うならブートメニューも邪魔になりますから。そのためには、インストール中に起動用フロッピーを作成し、ハードディスクにLILOをインスールしないようにします。

 インストールが出来たら、フロッピーからマシンを起動します。上手く行けば、ウインドウが出てきてログインできるはずですが、もし起動できなければ....再度インストールです。

 ログインしたら、さっそくプログラミング(^^)。私の場合、Linuxはプログラミングで遊ぶために入れるようなものなので、とりあえずgccを試してみましょう。hellow.cを大学のマシンでも使ってるemacsで入力、gcc hellow.c -o hellowとすると....無事実行ファイルhellowが作成されました。では、hellowで実行...できません。しばらく悩んで、Linuxのプログラミングの本を見るとなんか実行ファイルの前に./とか付けてます。で、./hellowとすると....今度は動きました。カレントディレクトリにあるファイルでもディレクトリ指定するんですね。

・hellow.c

#include <stdio.h>

int main(int argc,char **argv) {

  printf("Hellow World!\n");

  return 0;

}

 Vine Lixuxでは、ダイアルアップ用の設定ツールやネットスケープもインストールされるので、インストール後すぐにインターネットに接続できます。Java使いな方は、ネットワークからJDKを持って来ると良いでしょう。

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