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「DNA S.drive」というタイヤは!! 2006/03/17(Fri)

今日、以前に注文していたタイヤに履き替えました。
「195/60-15」というサイズの現物をセット前に触れてみたのですが、サイドウォール部はフニャフニャで、大袈裟な話ではありますが、「ゴム毬を指で押している」ような感じです。
入替待ちの間、ショップ内の似たようなサイズのサイドウォールを押しまくったのですが、「S.drive」のフニャフニャ度はbPです。意外だったのは「Playz」が結構硬いことでした。
入替え後、そのまま30Km程走ったのですが、年度末であちこち掘り返している段差だらけの道路でも快適ですし、深い轍でのレーンチェンジも問題なしです。
その後、ちょっとワインディングを走りたくなったので、空気圧を確認したら2.4入ってました。(指示しなかったので高い方で入れてくれていた)
4輪とも「2.2」に調整し20Km程走ったのですが、最初から予想はしていたものの、転舵の初期応答は鈍いです。
サイドウォール部が柔らかいので当たり前なのですが、一般的にはこれを捉えて「ダイレクト感が無い」とか「腰が砕ける」とかいう評価をしてしまうのではないでしょうか?
しかし、ワインディンになるととても楽しいタイヤに変身します。以前の「Polot Preceda」では希薄であった「ヨー」が適度に感じとることが出来ます。この「ヨー」についてはGVよりも大きい様に感じます。
MINIのようなコンパクトハッチでもテール部を滑らかに振り出し、気持ちよくコーナーを廻ってくれます。
ちょい乗りのインプレッションとしては、グリップも良く、快適に曲がる「 DNA S.drive 」というところですが、「車は後輪も使って曲がるんだよ!」とでも言っているようで、メーカーの良識をも感じさせるタイヤです。
◆ タイヤ交換時走行距離:65,704Km

<3月18日追記>
今日もちょっと走ってきました。
高速でもロードノイズが低く、以前余り聞こえなかった風切り音が逆に気になって来た程です。
「トレッド面が、柔らかく路面をタッチしている」ような感じです。と言ってもハンドルの据わりに不安は全く無く、ストレスも感じません。
また、ワインディングでは昨日よりちょっとハードに攻めてみました。
タイトなコーナーでもテールが滑らかに振り出し、曲がっているという感じがビンビン伝わってきます。
高速、コーナーどちらでも来いのこのタイヤ、またドライブの機会が増えそうです。

<3月22日追記>
Playzが「タイヤを変えるとドライブがらくになる。」ならS.driveは「タイヤを変えるとドライブが楽しくなる!」というところでしょうか?
YOKOHAMAはこれを大々的にPRはしていませんが、MINIにとってはとてもお勧めのタイヤです。
テールの振出しに拘る私はそう思うのです。

<5月8日追記>
このDNA S.drive は前述した通り最近流行りのタイヤと比較しますと横剛性の低さは否めません。
しかし、MINIのようなテールの軽いハッチバック車にとっては、この横剛性の低さは好都合となります。
こういうタイヤを前輪に履く場合はちょっとしたテクニックが必要となります。
それは、コーナーに入る直前に10°程当て舵を入れておくことです。(予めタイヤを撓ませておく訳ですが、これを出来ないひとには「腰砕け」のタイヤと評されてしまうかも知れません。)
こうしておくことで、コーナーに合わせハンドルを切った時、それに同調(回頭と同時に)してテールも振出してくれるようになります。