TOPに戻る

非力なMINIでタイトコーナーを楽しむ為のタイヤチューン 2004/05/26(Wed)

タイヤチューニングをする上で、「どのようなコース走るのか?」そして「どの位のスピードを狙うのか?」によってタイヤサイズや求めるコンパウンドの性能が変ってきます。
直線の長い高速型サーキットとタイトコーナーが連続する峠道では要求されるタイヤは全く異なってきます。

非力なMINIでタイトコーナーを楽しむためには、スリップアングルが付き易いかどうかということが、タイヤ選びの重要なポイントとなります。
スリップアングルにより旋回半径が変ってくる訳は下図をご覧下さい。



双方同じ舵角をとっているのですが、前後輪にスリップアングルが付いているか否かで、旋回の半径が変ってきます。
4輪に適度なスリップアングルが付けば、後輪にステアリング機構が付いていなくとも実質的には「4WS」となり小回りが可能となります。
私が15インチに拘るのはここにあります。
タイトコーナーの「R」と車の旋回半径が合致すればスムースで、オンザレールなコーナリングとなります。

一方、コーナーの「R」より車の旋回半径が大きいと、曲がり切れずハンドルを切り足すようになってしまいます。
そして車の進行方向に対しタイヤの角度が付き過ぎることとなり、コーナリングフォースは逆に減少し、アンダーステアとなってしまうのです。

スリップアングルのメカニズムは下図をご覧下さい。



私は今、195/60R15を履いているのですが、径が合うのがあれば185/65R15のハイグリップタイヤなども面白いかな?と思っています。
でもこんな選択をする人は殆どいないようでメーカー設定が無いんですよね、残念。