私はノートパソコンに「超漢字2」をインストールして 持ち歩いています。しかし、当然自宅と職場のネットワーク設定は 異なっているので、出勤する度、帰宅する度に設定を やりなおすことになります。 電源を入れてOSが起動した後、いちいちネットワーク設定小物を 開いてIPアドレスやらDNSサーバやらの設定をし、さらにブラウザを 開いてプロキシ設定を変更しなければならない・・・。
いくらOSの起動が速くても、この手作業が私には苦痛でした。
ネットワークの設定はNETCONFという名のテキストファイルになっている らしい・・・ということは、もしかしてこのファイルをうまく編集できれば 切り替えツールが作れるのか? しかしまだ不慣れなので編集プログラム作成には自信がない。それに 編集って言っても、本当に設定を編集するのは最初の1回だけで、 あとはその設定を呼び出して切り替えるだけなんだから・・・あれ? じゃぁ設定済みのファイルを切り替えるだけでいいのか?
という感じでとりあえずやってみた結果です。
超漢字2(システムバージョンR2.500)でしか実行していません。
「小物」−「ネットワーク設定」で、まず自宅ネットワーク用の 設定を行います。
続いて「小物」−「コンソール」を開いて、
cd /SYS rcp NETCONF /SYS/WORK/NETCONF.home cd /SYS/$$PROGRAM.BOX/bbb rcp preferences /SYS/WORK/preferences.home
として、設定ファイルをコピーしておきます。 (「/SYS/NETCONF」がネットワーク設定、 「/SYS/$$PROGRAM.BOX/bbb/preferences」がブラウザのユーザー設定 のようです。)
同様に、職場ネットワーク用の設定を行い、その時の設定ファイルを /SYS/WORK/にコピーしておきます。 私の場合はそれぞれを 「NETCONF.office」「preferences.office」という名前にしました。
「小物」−「ディスク集め」を開きます。
超漢字システムをインストールしたディスク (私の環境では「B−right/V2」)の仮身を開くと、 「WORK」という仮身があります。これが 「/SYS/WORK」という実身に繋がっているようなので、ここに 原稿用紙の原紙から「chnet」というファイルを作って、 中身を以下のように書きました。
if #%1 == #O rcp /SYS/WORK/preferences.office /SYS/$$PROGRAM.BOX/bbb/preferences rcp /SYS/WORK/NETCONF.office /SYS/NETCONF endif if #%1 == #H rcp /SYS/WORK/preferences.home /SYS/$$PROGRAM.BOX/bbb/preferences rcp /SYS/WORK/NETCONF.home /SYS/NETCONF endif
まだコンソールで使えるコマンドに慣れていないので、とりあえずこんな形で。
(11/02追加)
if #%1 == #O rcp ... else rcp ... endif
って書いてもよかったことに気づく。
「小物」−「コンソール」を開きます。
(私の環境ではこのとき/SYS/WORKにいることになっています)
ネットワーク関連のアプリケーション(ブラウザやメールなど)が 起動していないことを確認した後、
chnet H
とタイプすれば自宅ネットワーク用の設定、
chnet O
とタイプすれば職場ネットワーク用の設定になります。