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さる 4月に東京ビッグサイトで開催された OOW97 のレポートです。これまでかなり方向性が不明瞭でもしや消えるかと思われた NC(Network Computer) の仕様が一部の修正を加え、実際の製品デモをひっさげて公開されました。対する Wintel 陣営は、Microsoft は NetPC/WindowsCE/Windows Terminal/WebTV とぐちゃぐちゃの混迷状態だし、Intel は NC 向けに MPU を提供していくようだし、どうも足並みがとれていない。Apple の買収は断念したそうだが、Oracle8 の発表、NC/OOW97 での下馬評の高さとノリノリのオラクル。でもやっぱりパーソナルユースのユーザにはちょっとまだ縁遠い存在。これからの動向が楽しみだ。
ウィルスの話題です。Excel のブックに寄生するウィルスが発見されています。Laroux(ラルー) と呼ばれるこのウィルスは普通の exe 形式のウィルスではなく VBA(Visual Basic for Applications) で動作するもので、たいした動作はしないものの通常のウィルスと同じように自己増殖はするようなので注意が必要です。
見分ける方法は Excel ブックを起動した際に、Laroux という名前の見慣れないページが入っているかどうかです。Excel を起動する際に、Shift キーをおしながら起動すると Laroux は動作できないのでなにも被害はないそうです。
厚生省はいくつかの統計資料を Excel 形式で配布していましたが、4/18 までに配布された資料のうちいくつかがこの Laroux に感染していた模様。現在の配布ファイルにはすべてチェックが入っているようです。マイクロソフト側も Laroux に感染しているブックを判別して自動的に Shift キーが押されたのと同じ状態になるようにするパッチを配布しています。
関連資料
日本ファルコムといえば、日本のパソコンゲームメーカとしてはかなり老舗。ドラゴンスレイヤーシリーズや、イースシリーズは根強い人気があるようです。ロードモナークはシミュレーションゲームで私は今回初めて遊んでみたのですが、けっこう楽しめます。機能限定はないようです。
アルコール問題全国市民協会 (ASK) がイッキ飲み防止キャンペーンを開催中です。
私はお酒と飲み会が大好きで楽しい雰囲気でのイッキ飲みをするのも、させるのも好きなんですが、お酒はむりやり飲んでも飲まされても楽しくありません。私自身はイッキ飲みを絶対にするな、させるなという気はないのですが、酒を飲む場合には自分の酒量を知ること、またその日の体調を考えることは大事だと常々思っています。
上記のページでは、イッキ飲みでトラブルが生じた場合の法律的な知識や、自分の酒量を知る簡便な方法、つぶれたものに対する処置方法などが解説されています。
お酒は人間関係の緩衝剤にもカンフル剤にもなるもの。また、たいへん楽しくおいしいものです。上手に付き合いたいものですね。
Frontpage97 のセキュリティホールが発見されています。これは WebBot の結果保存コンポーネントもしくはディスカッションコンポーネントを使用している際に、送信されたデータに対して本来入るはずの HTML タグに対するチェックが有効に機能せずに、あらたな FORM などを追加してしまうことができるというものです。これにより、また別の情報をページに対して自由に送信できてしまうというわけです。
Microsoft はこの問題を慎重に取り扱うとし、早々とこの問題に対処した新しい Frontpage Server Extensions の Windows 版と UNIX 版の両方をリリースしています。
上の二つのコンポーネントを使用していない場合には問題がないようですが、Microsoft ではその場合にも新しいバージョンの Frontpage Server Extensions をインストールすることを推奨しています。
私のところにも "PENPAL GREETINGS! に注意しろ!" というメールがやってきました。このメールを見ていないかたに説明すると、これはよくあるタイプのチェーンメール (不幸の手紙みたいなやつ) でサブジェクト (メールのタイトル) に "PENPAL GREETINGS!" と書かれたメールを読むとトロイの木馬という古典的なウィルスが動作してシステムダウンするというもの。これはもちろんデマなんですが、インターネットでチェーンメールが発生する場合、あまりにも簡単の人に大量に送付することができてしまうがためにメールのサーバがダウンしてしまうなどの別の傷害が発生してしまう可能性があります。私のところにやってきたのもメーリングリストからでした。
この手のメールウィルスねたは結構多くて一年くらい前と二年くらい前にはそれぞれ "Good Times" というタイトルのついたメールは読んじゃいけないという、まったく同じようなチェーンメールが発生していました。今回は結構静かなようですけど、"Good Times" の時には「あれはデマだから再送付を中止しろ」という内容のメールが逆にチェーンメール化して問題になったりもしました。
メールウィルスは普通に考えるとこんなことおこりっこないんですが、世の中には考えもつかなような巧妙なウィルスも存在することも考えるとちょっと心配になるという人の心理を巧妙に利用したもので、なかなか安心できないものです。最近、Java や ActiveX などクライアント側でプログラムを動作させることが一般的になってきていることと、さらに、OLE の一般化でいろいろなアプリケーションの裏で別のアプリケーションが動作するのも当たり前になってきていることから少し話題にもなったようでした。私にこのチェーンメールを送ってきたメーリングリストも UNIX と Mac のユーザが多く、案の定 Microsoft たたきの話題が少しあがっておりました。
とりあえず安心するためには、CIACHoaxes、Internet Watchなどの記事を読んで一応確認しておいて、もしほんとにそういったメールが送られてきたら捨てちゃうのが一番です。そういうメールが流れている時期にわざわざそんなタイトルでやってくるメールは悪ふざけ以外考えられないですから。
膨大なメールに関するトラブルも多くて、かつては白血病の友人を救うため、何々型の血液が欲しいといったメールがチェーンメールになってサーバがダウンしたとか(これは本当に大変な状況だったようですが)、アメリカでいっぺんに 5000 通以上も広告用のダイレクトメールを発送しようとしてサーバをダウンさせて訴えられた話とか、とにかく自分がそういったトラブルの元にならないようによく注意してメールは出すようにしましょう。
株式会社ビレッジセンターは WZ Editor 3.0 のベータ版を配布しています。
WZ Editor は DOS 時代に軽快な動作と超高機能で熱狂的なユーザの多かった VZ Editor のスタイルを踏襲した Windows 用のエディタ(作者は別の人)。
C ライクな TX-C マクロコンパイラを搭載し、HTML エディット機能、アウトライン編集など従来のエディタでは用意されなかったワープロライクな使用にも耐えるエディタです。 4/30 までの限定版です。
ヘールボップ彗星の到来に伴い、環境庁ではライトダウンキャンペーンを開催しています。
住居や街灯など人間の作り出す明かりは夜空をも明るくしています。今、人類観測史上最大のヘールボップ彗星を肉眼で町中からでも観察することができますが、街の明かりによってその観測状態が悪くなっていることは確か。明るさによって昼と夜を判断している生物たちの生態系にも影響を与えているそうです。こういった事態を考えて、夜空を本来あるべき暗さに少しでも近づけようという試みです。
もちろん街灯を消して、交通事故が増えたり、夜間の仕事の効率を悪くしたり、夜道を歩きにくくしたりしてはいけないのですが、自分の家や事務所の明かりのうち、人がいない部屋の電気を消すとか、明かりを少し暗くするとか、カーテンを閉めるなどいろいろな方法で無駄な光を外に出さずにすむ方法はいくらでもあります。一人一人のちょっとした努力でいいのです。
関連リンク集
1997年 4月4日、5日の 19:00-20:00時に宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園でヘールボップ彗星の観察会を開きます。参加費用は無料です。ふるってご参加ください。
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Norihiko Koshiba(Sabonya) | E-mail:sabonya@sm.rim.or.jp |
Tohoku Univ. Sendai, Miyagi, Japan | http://www.sm.rim.or.jp/~sabonya |