RPGへの道>世界観とグラフィック・音楽

 RPGの場合、「世界観」というか「雰囲気」が重要な要素になります。RPGとは、日常とは異なる「異世界」で、日常生活とは異なる「冒険」を体験するゲームだからです。そして、ゲームの雰囲気はかなりの部分グラフィックと音楽で決まるわけですね。今回はRPGの世界の雰囲気を考えながら、グラフィックと音楽についての基本的な方向性を探ってみましょう。

世界観

 まず、基本的な世界観は「古代的な汎神的世界」とします。ただし、ここで言う古代とはあくまでも支配者としての絶対神を崇める「中世」に対比させた時の表現で、時代背景としては文明発展以前というだけでなくむしろ文明崩壊後の未来にしても良いでしょう。基本的には、「のどか」で平和、大規模な国家も金ですべてを計る事もない世界です。

 さて、まずこんな世界ですから、世界を構成するマップは緑と蒼、つまり平野や森、水が基本になります。砂漠も多少はあるでしょうし、街の中では道路もあるかな。でも、基本はやはり深い森、豊かで同時に暗い恐ろしい森にしたいですね。街の中ではあまり大した物はないでしょうから、街中のパーツはレンガ風の路地・床と石壁、木の机、敷物ぐらいで良いでしょう。というわけで描いたのが、これ。使用ツールはもちろんこのために256色対応にしたドット絵でぃたです(^^)。

 人物の服装は、貫頭衣風のローブを基本にしてみました。材質は....麻か毛皮ですかね。

音楽

 音楽は....私の場合メロディーに単音のアルペシオとベースをつける、という典型的な「PSG音楽」(爆)しか創れないんですよね。まず、パソコンのキーボードで音楽を弾けるソフトでメロディーを創ったら、それをMMLで書きなおし、コードを後付けします。時々コードからメロディーを出せたら、とも思うんですが、まあ適当に(^^;弾いている内になんとなくメロディーが出来たりもするので良いでしょう。で、コードを考えたらそれから外れないようにアルペシオとベースを入れる、というのが私の「作曲法」です。

 まず、今回はフィールドと戦闘画面のメロディーを創ってみます。フィールドは、のどかで平和な世界ですから長調ですね。とりあえずのどかな気分で(?)弾いてみると、こんな感じのメロディーが浮かびました。後半がちょっと不自然ですかね。まあ、そのうち調整しましょう。全体的に単調なので、コード展開を工夫して味付けする必要があるかも。
 本当は、流離の日々を使いまわすっていうか、あの曲はもともとRPGのメインBGMを意識して創ったんですけどね。出来てみるとBGMになりそうもない(^^;。まあ、出来自体は割と「ピアノ曲」らしくまとまって良い感じだから、満足しているんですが。

 次に戦闘場面。速いテンポとパーカッションばりばり、ってな感じの曲はそもそも私には無理ですし、世界観にもあわないような気がするので、少し重い感じで低音のブラス系楽器を利かせてみました。これなんですが、いかがでしょうか? ちょっと短いですかね。最後が続いていないような気もするので、コードでごまか...せないかな。完全に「終わって」るし。

 全体の曲の感じとしては、落ち着いた感じでまとめるつもりです。それを少し遅めのテンポで演奏しましょう。楽器は、弦楽器とハープ、リコーダーやブラスを中心に構成します。古代的な感じを強調したいなら、リコーダーやハープ、オカリナ、ホルン辺りでまとめても良いかも。

 というわけで基本的な雰囲気は大体掴めてきました。あとは、創るだけです!

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