純子のお部屋


1998年1月
サウジ旅行記をかれこれ1年近くも冒険小僧 にのっけてもらっていたが、
あんまりしつこく、その後もアラブ関連の旅行記を冒険小僧に送り続けていたら、君ぃ〜、そろそろ独立したまえ!との喝が・・・。(かなり、誇張)
しかし、意気込みだけは充分にあるが、技術が全然伴わない。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤の日々が続き、ついに出来やしたぁ〜ってガセネタを小僧さんに送ってしまったために、冒険小僧のトップページにいきなり公開されてしまう。
でも、蓋を開けてみたら全て工事中という事態。
小僧さん、ホントにごめんなさい。
私が全然判ってなかったのが原因です。
そこで、ホームページ作成用のソフトを買って作ると簡単との情報を聞きつけ、早速、購入。ついに、出来は悪いが完成までたどり着いた。
完成したことを素直に喜び、知り合いにメールを送って、見てねと伝え、安心して眠りにつく。



2月9日

初めて知り合い以外の方からメールをいただく。
う〜ん、これってかなり感激ぃ〜。
この調子で頑張ろうと気合いがはいる。



2月13日

冒険小僧のつぶやきでも今度こそ、アラビアさんちが見れるようになりましたとの報告が・・・。
あぁ、良かった。
とにかく、ご迷惑をおかけしました、小僧さん。
トップページの(今度はホント)というのが笑えました。
・・・・という喜びもつかの間。
な、なぜか、HPが全て文字化けしていたぁぁぁ。
どうしてなのか、判らず、途方に暮れて、またいじり始めるが、どうあがいても直らないので、泣きながら床に就く。

あ、明日は、バレンタインです。
チョコをあげたい人は近くにいない・・・。
あげたくない人ばかり、近くにいる・・・。
なぜなんだーー!
皆さんはバレンタインって好きですか?
そりゃあ、女の子から、告白できるチャンスっていうのはあるけど、義理ってのはなぁ・・。
義理で貰っても、やっぱり嬉しいもんなんでしょうか?
私は、心がこもってないものを貰っても嬉しくないかもなぁ。



2月14日

昨日、ぼやいたら、新聞に、会社での義理チョコ制度を廃止するってのが決まったとの記事を読む。
やはり、この不景気の世の中。そういうご時世なんですね。

昨日、途方に暮れたまま床についたが、起きてみたら、冒険小僧さんから、きっと、文字コードがおかしいのでは?ってことで、小僧さんは全てのファイルの文字コードを直して送ってくれた。
あぁ、小僧さんも今、めちゃくちゃ忙しいのに、分かりの悪い私の為にわざわざ送ってくれるなんて。
ホントに、どうもありがとう。
早速アップしておいたけど、大丈夫かな?



2月15日

冒険小僧さんから、この日記が私あてのメールみたいだと言われ、確かに納得。

人は見かけによらないものである。(な、なにをいきなり言いたいんでしょ?)
見かけだけで人を判断してませんか?
あの人、やばそうだから、お友達になるのやめようとか、
あの人、怖そうだから話しかけるのやめようとか・・。
見かけで人を判断して、その通りのこともあるけれど、
見かけで判断して、その人を判ろうとしないのは、バカである。
(ここまで言い切るか?フツー)
バカとまではいかなくても、損することは間違いないかもしれないです。
見かけは怖そうだけど、話してみるとめちゃくちゃいい奴かもしれないですよね。
今日は、こんなことを考えました。



2月16〜18日

中華航空が落ちて、一騒動ありました。
飛行機って危ないから、なるべく乗らないようにしようとか考えちゃう人は、車や電車の事故の方が死亡者数が上回ることをご存じですか?
飛行機だから、危ないとか、決めつけてしまうのは、自ら行動範囲を狭めてしまうことになるかもしれませんね。
ニンゲン、死ぬときは死んじゃうんですよね。
死ぬのなんて、あっという間で、あっけないもんです。
明日、車に跳ねられて死ぬかもしれない。
だから、今というこの瞬間を大切に生きようと思ってます。

自ら、命を絶ってしまう人もいるけれど、それはもったいないですよね。
生きたくたって、病気や飢えの為に満足に生きれない人もこの世の中には沢山います。
私は仕事がら、病気で亡くなってしまう人を沢山見てきました。

今、患者さんの15歳の男の子がガンで死にそうなんです。
14歳の中学卒業を目前にして、入院してきてから、早、一年余り。
彼は、今、15歳になりましたが、もうあと少ししか生きれそうにないみたい。
ナンの罪もないそんなに若い子が、ガンに侵されて苦しんでいるのを
もう、ただ、なす術もなく、見ているモノはとても辛いです。
放射線、オペ、化学療法とあらゆる現代の医学を駆使しても彼のガンは治まってくれません。
彼は、もう舌も顎も殆ど切り取ってしまったので、しゃべることも、モノを食べることもできません。
苦しくても、声に出して叫べないのです。
世の中には、こんな不条理が沢山あるし、世の中には貧しい子も沢山います。
餓死する子も、薬がなくて死んじゃう子もいっぱい。
でも、彼はこの日本に生まれて、他の同じ年の子は、援助交際とまではいかなくても死ぬなんて事考えずに、遊びほうけている時期に、ガンで苦しんでます。
どーして、自分だけがって気持ちでいっぱいでしょう。
そんな彼の心の中の叫びが声には出せなくても、痛い程判ります。
だから、人間いつ死ぬかわかりません。
後悔しないように死ぬことができればそれはとても幸せなことです。
そういうのを目の当たりにしていると、自分はとても幸せなのかもしれない。
小さいことにくよくよしていてはいけないんじゃないかって思います。
さぁ、今を生きるぞぉって気持ちになります。



2月20日

女子フィギアフリーを食い入るように見てしまいました。
私は、小学生の頃、スケートに毎週のように通ってました。
と言っても、習っていたわけではないです。
だから、フィギアは、とても興味があります。
オリンピックって、何の競技にしろ、選手が精いっぱい自分の力を出し切っているのが見れて、とても、感情入ってしまいます。
しかし、いつも、いつも思うのですが、一つ気になることがあります。
オリンピックに限らないことですが、よく、競技の解説者には、聞いてると
どーして、この人こんなこと言うんだろう?って疑問に思うことがあります。
解説者だって、もとオリンピックにでたことがある人なはずです。
なのに、君、君、そこまで、選手のことを言えるのかい?って思うことが多いのです。
どういうことかというと、例えば、選手が一生懸命やっているのに、失敗ばかりを取り上げて解説するとか・・。
そりゃあ、オリンピックという大舞台だし、選手の方だって力を100%出し切れる人は、よっぽど精神力の強い人でしょう。
みんな、一生懸命なはずなのに、もう少し、誉めろとまではいかなくても、彼らの気持ちを察してもいいんじゃないか?と思います。
解説者が、見ている側の知識を補ってくれるような解説ならば、歓迎しますが、 一方的に、責めるばかりでは、じゃあ、君は、彼らのことをそれほど言える程、自信あるわけ?と思ってしまいます。
解説者って、何なんでしょう?
はっきり言って、いらないような気もします。
聞いていて、気分が悪くなるような解説なら、聞きたくないです。
皆さんは、そう思いませんか?
それとも、私が変なんでしょうか?



2月21日

よしきさんから「唯一の武勇伝は、イランの病院で診察をうけたことです。」とのメールが届きました。
このお話は、後で詳しくお聞きしたいでーす。
日本に居たって、病気になると不安が募りますが、ましてや異国の地で病気に なったらかなり不安ですよね。

ずっと前に、アメリカのローラースケート場で、いい気になってものすごいスピードをだして滑りまくっていたら、向こうからものすごいスピードで滑ってきた人とぶつかり、足下をすくわれたような格好でお尻からもろに落ち、びていこつを思いっきり、強打して、救急病院に運ばれたことがあります。その時にとても驚いたのが、まず、ちょっとした、レントゲンと撮るのでも、スモックみたいな服に着替えさせられて、車椅子を押す専用の人がやってきて、車椅子になんて乗らなくても大丈夫だと言ったのにも関わらず、規則だからと車椅子にずっと乗せられて、その後もレントゲン撮るのも、薬を出されるのも日本と比べて、とても仰々しく、処置されたことが印象に残っています。
保険の関係もあるんでしょうが、アメリカは随分日本と違う体制なんだなって思いました。
外国で病院に行くってことはそれ自体が本人にとっては、結構な冒険ですよね。



2月22日

この間、見かけで人を判断してはイケナイと演説ぶってましたが、今日は、メールで人は判断できないと思うことがありました。
私は、今まで、電子メールってその人の肩書きやもろもろのものを全てとっぱらった状態で会話?できるので、もしかして、実際に会ってみるよりもずっと、相手のことが判るんじゃないか?って思ってました。
ところが!違うんですねぇ〜。
やっぱり、会ってみないと判らんのじゃあぁぁぁ。
私が甘かったんだと思います。
それに、ニンゲンは様々な側面を持っていて、一つの側面だけで判断してはイケナイってことも学びました。
そして、もっと大きな目で人を受けとめられる人間に私はなりたい。



2月24日

ジャニーズ、あ、間違えた、ジャパニーズおさむさんから、サウジの感想が届きました。いや〜、どうもありがとう。
詳しく感想をいただいたことなんて殆どないもので、嬉しいでーす♪
「毎週金曜日に公衆の面前で死刑が行われるにいたってはただだ驚嘆。世界は広い今の日本もここまでとは言わないが、もう少し厳しい罰を法律に盛り込まないと犯罪は減らないのかな(特に少年法で擁護されている若年層の犯罪)と考えさせられました。」
そうかもしれませんね、以前、アメリカでは、州ごとに法律が異なるので死刑を施行している州としてない州では、犯罪率が全然違うということを聞きました。
死刑が施行されている州では、極悪犯罪率がぐんと減るそうです。
この結果をみると、死刑の意義について考えてしまいます。
人が人を裁くということは、よっぽじゃないとかなり難しいことだと思います。
死刑がいいか悪いかという判断は私には無理そうですが、たとえ超極悪人でももしかして、いい側面もあるのかもしれないって最近は思ってます。
こんな奴、死刑にしちゃえ〜!と思うこともニュースなんかを見ていると思うこともあるけれど、もし、その極悪人が自分の家族だったら・・・と考えると、う〜〜む、と唸ってしまうのです。
難しい問題です。

あとは、「木の歯ブラシについては日本でも使われていた時代があったと記憶しておりますがサウジあたりから渡来したのでしょうか?」
え〜?日本でもあれが使われていたとは初耳です!
そーなの?そーなの?誰か知りませんかぁ?



2月25日

よしきさんから、「時計屋風病院リポート」が届きました。
どうもありがとう!

『イランの病院は小さな町医者みたいな所です。トルコからイランに入ったのですが、前日位から風邪をひいたらしく、寒気がして無気力状態でイランに突入しました。テヘラン到着後、症状はどんどん悪化し、身体がガタガタ振るえてきました。

イラン人から見ても「具合が悪い」顔をしていたらしく、おっさん2人が英語で声をかけてきました。話した内容は良く覚えていません。
彼は深刻な表情で何やら話し合いを行い、食べ物を買ってきてくれました。本当に有り難いけど、喉を通らない。

私をベンチに座らせて、
「兄ちゃんそこで待ってろよ!な!動くなよ!な!」
みたいなポーズを見せてから数分後、悲しい表情をした仲間のおっさんと車で登場。その車に乗ってそのまま町医者のもとへ。だから、全然冒険でも何でもないんです。全てこの「おっさん」いや「オジサマ」達の善意によるものなのです。まぁ、国のイメージってあるから、かなり怖かったけど。夕暮れの街をかなり荒っぽい運転で走り、町中の小さな病院(先生の趣味なのか、部屋中に時計が飾ってあり、ほとんど時計屋みたいだった)に到着。

医者は明るく、やけに大柄な人で、「俺の方は元気だ!ははは」という感じで明るく私の目の前に座り診察開始。日本の小児科と変わらぬ手順で診察を終え、明るく頷くドクター。粉末状の薬を大量に貰いました。
この人は英語が話せ、「こんにちわ」「だいじょーぶ」など、日本語も喋って、恐怖にひきつる私を大いに安心させてくれました。そして、診察代も薬代もタダ・・。イラン人は日本でひどい目に会ってるというのに・・。
日本人はイラン人にこういうことできるのか?
外に出ると、先ほどの「紳士3人」はもういませんでした。

というのが私の「イランの時計屋風病院で診察」事件です。いい人達でした。本当に。この日以来、私はイラン人には良くすることを決意し、上野で変造テレカを買い漁るのでした。』

が全文です。

わぁ、すごーくいいお話ですねぇ。
日本人は上野辺りにたむろしているイラン人にはそっぽ向いていることが多いのかもしれません。
彼らに話しかけてみると、すっごくいい人達かもしれないですね。
でも、決して、わたしみたく、「アブダカダブラ」は通じるか?
なーんて試してはイケマセン?はい、通じませんでしたぁ。


 
2月28日

いやぁ〜、2月も最後っすよ。月日の経つのは早いもんですな。
(ジジくさいっすね)

ぽんさんから、「1.外国人はラマダンは関係ないって本当?
2.サウジではゲイが多い?」というご質問が来ました。
どうもありがとう!

ふふふ、結論から言うと、どっちもホントです。
正確には、ラマダーン(断食月)が関係ないのではなく、
断食は外国人まで強要されないということです。
というのも、断食の意義は、イスラム教徒(ムスリム)が
一年のうちで最も神聖な気分になり、神と対峙する為のもので、
要は、ムスリムの為の神聖な儀式とされてます。
だから、外国人が食べようが飲もうがタバコを吸おうが
ぜんっぜん、構わないのです。
むしろ、彼らは、ラマダーン期間中だけど、君はムスリムじゃないの
だから、食べた方がいいよと勧める方が良しとされているようです。
ただ、私は、ラマダーンを自ら体験してみたくて、イエメンに行ったので、
自分でも頑張ってみました。
私が自らどんなに感謝の気持ちになれるかということに挑戦したのは
私の気持ちであって、誰にも強要もされてません。
だから、日本人のオヤジ達がタバコを吸ったって、何したって、
いいのですが、私にしてみれば、このラマダーン期間イエメンまで来て
別にやっても誰にもおとがめないだろうけど、
断食しているイエメン人に対して、せめて敬意とか尊敬の気持ちを見せ
て欲しかったのです。
私が思うにイエメン人(だけじゃないけど)にとって、この世に、
ムスリムじゃないこと自体が信じられない人も多いだろうと思います。
でも、彼らもこれから、外国人が増えれば考えにも変化がでてくるだろう
し、それが普通の感覚だと思います。
お互い歩み寄る姿勢がないと、これからはやっていけない時代だと思うし、
一方的に、ラマダーンだから、誰も飲んだり食べたりしてはイケナイと
いう姿勢では、ムスリムも世界から受け入れらにくいし、
外国人にも受け入れられないっすよね?マラッカさん。
ただ、受け入れ体制がいまのところ、イエメンなんかでは整ってない状態
なので、人の見ている前で、堂々と・・という態度はいただけないと思っ
たのです。もし、オヤジ達が、ラマダーン期間中だから、せめて、隠れて
吸っちゃえーみたいな態度だったら、私もしょーもないなーとは思えるけど、
彼らの態度は、ちょっと・・と思えるモノがありました。
但し、これは超個人的な意見だし、誰にもなんとも言えないのでは?とも
思いますけど。

後は、サウジにはゲイが多いか?ということですね?
これはサウジに限らず、ドバイでもイエメンでもいるみたいです。
ドバイでも知り合った日本人男性がタクシーで触られたと言ってたし、
イエメンでもランクルに乗せた日本人男性が、スークでナンパされたと
ぼやいてました。なんと、彼はホテルの部屋までついてきたそうですが、
断ったら、黙って帰ったそうです。(そうですよね?ロミオさん??)
それが、ホントにゲイなのか、泥棒だったのか定かではないみたいですけど。




もう、帰りたいよぉ〜ってな方は、こっち