行ってきました、ポルトガル! by k_tomoko
Sagresも、満喫してきました。


2000年5/24 
KLMでアムステルダムまで行き、その日はアムステルダム泊。


5/25 昼過ぎリスボン着。 リスボン市内観光。リスボン泊。5/26 シントラへ。シントラに着くと小雨が降ってきた。この日はとても寒く、薄着の私は ブルブル。その上すごい濃霧。シントラは景観が世界遺産なのに.....

 シントラには歓迎されませんでした.....リスボン泊。

5/27 ベレン地区へ。

ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、アズレージョ博物館へ。
アズレージョ博物館以外は各国のたくさんの団体観光客と遭遇してビックリっ!夕方、サンジェルジェ城へ。アルファマ地区はぶらぶら歩いているといい被写体がいっぱいありますね。
5/28 憧れのSAGRESへ。8:00発のバスに乗りLAGOSへ。
LAGOSで乗り換えSAGRESまで1時間。

バスを降りると宿の客引きのおばさんが4、5人寄ってきて
その日は日曜日で案内所も休みなので、これも成り行きだぁ〜と一人のおばさん    
 についていった。バスターミナルから歩いて7分位の普通の平屋建のおうち。

バス、トイレは共同だけど部屋も広く清潔。先客にはロンドンから来ている男性と
オーストラリアから来ている女性がいました。夜3人でBARにSAGRESビールを
飲みに行きました。

バス停の客引きのおばさんちの、この部屋を借りる。1泊2500
5/29 

 レンタサイクルを借り、海岸におりていく。しばらく浜辺に座りボーっとする。
そこで「深夜特急」のポルトガルのところをSAGRES岬を見ながら読みふける。もう言葉では言い表せない位の感動っ!自転車をこいでSAGRES要塞へ向かう。潮風がものすごくてこぐのが大変。

 そこからあのユーラシア大陸最西南端のサン・ヴィセンテ岬が見えます。自転車でそこまでこいで行くのは余程タフな人じゃないと絶対無理なので諦めました。私は眺められただけでも大満足っ!

 結局この日も前日と同じところに泊まる。

Sagresのメインストリート?!

向こうに見えるはSagres岬

私の手形足形

Sagres岬を眺めつつ、「深夜特急」を読む。う〜ん 最高!!

向こうにみえるは、サンビセンテ岬

このおじさんとおばさんに写真を送ったら、ちゃんとお手紙いただきました。

おばさんの子供には、折り鶴を教えたり、小さい文化交流もしたんですよ。
5/30

  朝6:10のバスでLAGOS経由でリスボンへ。 
 隣に座ったおばさんはパワフルで何かとずーっと私に話しかけてくるのだけれど もちろんポルトガル語なので「???」.....そしてところどころ「Do you understand?」とそこだけ英語で聞いてくるのでうなずくとまた機嫌良く話し始める。

  リスボンに着いたのは2時前。ホテルをどうにか確保してホッとして、やはりここ まで来ていて「パウロの家」に行かないわけには行かないっ!と思い向かいました。想像以上に遠くて、その上もう夕方で、通勤通学帰りの為にフェリーもバスも いっぱいで途中でくじけそうになりました。

  「パウロの家」に無事に到着し、智子さんと初対面。サバサバしているけれどすご くあったかい優しい人だなぁと感じました。しばらくしてその日から3日間、私が住 んでいる枚方市からも近い東大阪市から3日間修行に来るお菓子屋さんの2代目夫婦がやって来ました。智子さんも話しに加わり、お菓子業界のこととか聞かせてもらいました。自分の知らない世界を教えてもらうのはすごく貴重な体験です。

  ポルトガル滞在最後の日に短い時間でしたが智子さん、パウロ、ジョニー君にも会えて嬉しかったです。
 その日はちょうどクリントン大統領が訪問していたので真夜中に歓迎の花火が打上げられていた。なぜ真夜中に.....きれいだったけど。

Sagresを発つ日の朝6:00 空にはまだ月が。名残惜しい。

Lagosのこのバス停で、Sagres、Lisboaそれぞれ行きに乗り換えます。

これが、うわさの、SAGRESビール

カステラ・ド・パウロのカフェ
5/31 朝4時にホテルをチェックアウトしタクシーで空港へ。
      5:35アムステルダムに向けて離陸。

6/1  8:30関空着。

早くもポルトガルから帰国して2週間以上があっと云う間に過ぎ去りました。
私は現実の世界に戻り頑張って働いています。旅が楽しかっただけに気持ちの
切り替え、社会復帰(?!)するのは辛かったけれど、こうして旅行に行けるのも
働いているからこそ出来るのです。今の日本で仕事があって働けるだけでも有り
難いこと。感謝っ!また行けるように頑張らねばっ!

あんなに行く前に不安いっぱいで「もう行くの面倒だなぁ〜」状態だったのに
やはり女は度胸(?!)!いざ着いてしまうと「折角、前からずーっと憧れていた
ポルトガルに来ることが出来るんだから思う存分楽しまなくちゃもったいないっ!」
と開き直れました。
少なくても私の出逢ったポルトガルの人はイタリア人のように気軽に無邪気に声を
かけてくるようなことはないけれど接してみるとあたたかい。困っていればちゃんと
救いの手を差し伸べてくれるので、お陰で楽しく大満足の旅になりました。

一人旅は気ままに自分の好きな所へ自分のペースで旅が出来る魅力があります。
それに2人とかグループなら綺麗な景色を見ても「わぁ〜すごいっ!」「きれいだね!」
と言い合ってその言葉と共に感情も自分の中から出ていってしまうことがあるけれど
一人だと感じたことがどんどん自分の中の奥深い所へ溜まっていくような気がします。

昔から旅は人生にたとえられますよね。今回一人旅をして自分にも「やれば私だって
一人でも出来るんだ!」という自信が少しは出来ました。
でも人生はと言うか人間は一人では生きていないんだなぁ いろんな人とめぐり逢って
助け、助けられて支え合って生きて、生かされているんだなぁと思えました。
一人より二人の方が人生もより楽しく、幅広くなっていくような気がします。

旅は一人もいいけれど。と言うか病みつきになりそうです。(笑)
こうしていろいろ感じ、考えられた今回の旅は私にとってすごくすごく有意義なものに
なりました。思い切って行って良かったです!

★☆片倉 知子☆★  (^0^)/~~~