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Revision. Dec 22, 1995

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English version is here.

山本真行による CCD ページ


はじめに

Image sample of LA-2データ
この画像は東北大学天文同好会の自作CCDカメラ LA-1 によって撮影されたものです。 現在、LA-2号機がほぼ完成し、最終動作チェックを行っています。 "LA"とは開発チーフの三輪 俊暢(あっきー)にちなんだ"らぶりー あっきー"のマークです。

CCD 画像の世界

LA-2 が完成しました。LA-1 に比べて何倍もあがった LA-2の表現力をじっくりご覧ください。
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仕様

構築予定

プロジェクトの遍歴

1994年の秋、東北大学天文同好会の三輪 俊暢は大学祭のために LA-1 と名づけた CCDカメラを作りました。 三輪さんは東北大学の天文学科の人間で、天文学科では何年か前から"盗み撮りくん"など、CCD カメラの自作を行っていました。 LA-1 は盗み撮りくんをベースに改良して作られました。 大学祭の時点では、LA-1 はファンによる空冷機構を持っているだけで、熱ノイズが多く長時間の露出には耐えませんでした。

大学祭が終わった後、LA-1 にそれまでの空冷機構に加えて2枚のペルチェ素子を取り付けそれまでの何倍もの露出に耐えるようになりました。 しかし、LA-1 はあくまで試作品で強度にかけ、ノイズが多く、遠くに車で出かけて撮影するとすぐにトラブルをおこし、開発の中心になった理学部屋上で撮影を行うのみでした。 そして私たちはもっと強度を持った新しいカメラの必要性を感じていました。

そのころ三輪さんが "The CCD Camera Cookbook: How to Build Your Own CCD Camera" という本を探し出してきました。 私たちはこれを参考に新しいカメラ LA-2号を作ることを決めて、そのためのチームを作りました。 予算に関しては、OBで宮城沖電気の松井聡さん(掩蔽観測などでも有名な方です)に完成後に渡すということで、お金を出してもらえることになりました。 最初は英文の Cookbook をセミナー形式でじっくり勉強することから始め、これに3ヶ月も費やしました。

1995年の4月にはCookbook の必要な箇所をひととおり学び終えて、設計に取り掛かりました。

などなどいいことづくめで、期待はいやが上にも高まっていきました。 そして、11月の学園祭を目標に製作が始まりました。

9月には山本 真行が天文同好会のホームページを作り、CCD プロジェクトのホームページも作られました。

製作も大詰めになった10月には学園祭用の LA-1 の撮影も平行して進められており、近来なかった巨大彗星が多数回帰したおりでもあり、デビコ彗星(122P/1995)の LA-1 での撮影像がNASAのホームページに2点掲載されました。

95年秋の東北大学祭には、LA-2 は冷却機構が未完成ながら出展されました。 その後、冷却機構を取り付け、LA-2 の撮影会を行ったが、LA-1 に比べ何倍もの感度を持っていることが分かり、明るい天体ならすぐにサチってしまうので困るほどでした。 解像度もよく、LA-1 で2分露出の五枚コンポジット像とほぼ同等の像を 5秒露出で得ることができました。


これからの活動予定

LA-3号を作ります

これまでは、プロジェクトチームの主なメンバーは大学院生が多かったのですが、天文同好会の1、2年生を中心に作ることになります。

対応機材を増やす

LA シリーズは多くの制御コンピュータに対応する拡張を考えて、インターフェイス部を独立させてあります。しかし、現在は、NEC-PC9801noteシリーズか、EPSONの98互換ノートパソコンのローカルバスでしか使えないため、ATサブノートなどで使えるようにしたい。

その他の自作CCDのページ

"Bad Kids" of Astronomical Institute of Tohoku University, Japan
The Chesser Astro CCD Page

メンバー紹介


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This Page is written by

Sabonya : Norihiko Koshiba (Tohoku Univ.) E-mail:sabonya@sm.rim.or.jp http://www.sm.rim.or.jp/~sabonya