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ここ創作プログラミングの街も１９９９年１０月の開設以来、約２年８ヶ月で500000アクセスを越えました（2002/ 6/24）。これを記念して、以前から作ってみたかった「仮想マシン」を作ることにします。これは、Windowsなど既存の環境の上で動く仮想的なコンピュータをソフトで実装し、その上で原始的なコンピュータ環境を使っていろいろ遊ぼう、というものです。
コンピュータは、簡単なメモリシステムにごく基本的な機能のみを持つ仮想的なCPU、フレームバッファのピクセル列をそのまま表示するだけのビデオシステム、と大昔のマイコンが３２ビット・大容量化されたような感じのものになるでしょう。機能として見ればまるで実用になりませんが、その分自由にいじれて遊べるものになるかもしれません。この遊びやすさ第一で作ったマシンで、簡単なアセンブラやコンパイラ、さらにOSなどを自分で作ってみることにしましょう。
この企画は、一言で言えば「遊び」です。ただ、同時に原始的なコンピュータシステムや基本的なソフトを自分で開発してみることで、コンピュータや言語処理、OS開発などの基本的な概念・理論を実践的に身につけたい、さらにはそのような基本的なシステムを開発しやすいシンプルでわかりやすい環境を作ってみたい、とも考えています。どこまで実現するか、そもそもコンピュータが完成するかもわからない状態ですが、まあ、あせらずやっていくことにしましょう。