4月20日
またまた、リンクのページにアップさせていただきました!
今日はサウジアラビア特集ですよぉ。
ZaidさんのZaid's Homepage、rakudaさんのサウジアラビア便り、中東経済研究所です。
興味のある方はリンクのページからど〜ぞ!!
今日は、現代イエメニ女性について語りたいと思います。
現代イエメニ女性には2タイプ存在する。
一つは、カート(イエメンでは、神経興奮物質を含む葉っぱを噛む習慣がある)もタバコもやらないマジメタイプ。
もう一つは、ほとんどがコレに当てはまるけど、カートもタバコもバリバリやるタイプである。
私が97年に初めてイエメンに旅行で訪れた時は、男性社会しか見れなかったので、そういうことは知らず、女性でやる人もいるという話を聞いたことがあるだけだった。ところが、イエメン生活も長くなると、女性のお友達もでき、そういう女性の場に呼ばれることも多々あった。
ランチの後の昼下がり、男達は男同士でカートを噛みに出かけていく。そして女性達はあらかじめ連絡を取り合って、誰かの家に集まってカートを噛むのである。
その際には、なぜか今まで着ていた普段着を脱ぎ捨て、体にピッタリしたミニのワンピースなんかを着て、更に、いそいそとお化粧を始める。
それは、それは、それは、濃〜い化粧なのである。
アイラインをまぶたの上にも下にも厚さ3mmぐらいひき(ただでさえ、目が大きいのに、ますます大きくなるのだ!でもとってもそれが神秘的に見える)、好みのアイシャドウをつけ、真っ赤な口紅をひいて、仕上げにはお気に入りの香水をバシャバシャかける。私にまでかけてくれる。
そしてカートを噛む部屋にはバホールと呼ばれるお香を部屋が煙でモウモウになるぐらい焚く。
このお香は、服にも髪にもその匂いを焚き込める。私はそのお香を焚いているのの上にまたがってしばらく立って洋服に焚き込めと言われた。
その後、イエメンではマダァと呼ばれる大きな水タバコの準備に取りかかり(イエメンのは、エジプトなどのシィーシャとはちょっと違う、もっと大ぶりなデカイ水タバコである。味もシィーシャのようにアップルとつかじゃなく、まさしく葉ッパの味である)、または、普段は吸わないタバコを買いに行き、カートを噛む際には、喉が乾くため、必要な飲み水をポットに入れて、更にコーラ(なぜかこれが必需品)を買ってきて、やっと準備完了。
これは日本ではどっかに飲みにでもお出かけするような感覚なんだろう。みんないそいそと準備にいそしみ、やってくる女性も宝石を沢山つけておしゃれして来るのだから。
その後は、タバコの煙とお香の煙で目が痛くなるぐらいモウモウの部屋でひたすらカートを噛みながら、夕方、あるいは夜までたわいのないお喋りに花を咲かせ続ける。
イエメニ女性にとってはコレが最もストレス解消になるらしく、みんなとっても楽しそうだ。話すことと言ったら、やはり女性らしく洋服や化粧、髪の話しやらイロイロである。家族の話もするけれど、ダンナの話はほとんどしない。相手のダンナのことはもちろん殆ど知らないし、親戚で知っていたとしてもそのダンナを褒めたりしたら、欲しいのだと勘違いされるからである。
私はこういうイエメニ女性の世界を知らなかったので、目のあたりにして最初はかなり驚いた。タバコのみならず、カートもバリバリやっているからである。
アラブでは女性はとっても得だ。
だって、男性は普通じゃ見れない女の園がこうやって覗けるんだから!
それにコレは個人的なことだけど、アラブは、お酒が飲めないからって敬遠する人も多いと思うが、
私はまったくの下戸、しかも飲むとダイレクトにお酒が身体に回り、すぐに頭がガンガン痛くなり、寒気がして、気持ち悪くなってしまう体質だ。
どうやら、私の身体には、アセトアルデヒド分解酵素が欠乏しているらしい。ちなみに、注射の時に消毒する為に使うコットンってあるでしょ?アレを皮膚に5分間つけてから更に5分後見てみると、ぬわんと皮膚が真っ赤になるのだ〜!これで真っ赤になる人はお酒が飲めない体質なのです。気をつけましょう。
おぉっと、話がずれたけど、え〜と、つまりは、私はまったくの下戸なので、日本でのお酒のつきあいが大の苦手!だから滅多に飲みになんて行かないのだけど、イエメンでは、お酒のつきあいというものがなくて
とても快適だったわ〜〜。
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