純子のお部屋


11月20日

まだまだ続いているパレスチナのインティファーダ。そこで、今日は、パレスチナ関連とサウジのリンクをご紹介します!

ペンギンさんの「Letter from GAZA」、飯塚里子さんの「SATOKO'S HOME PAGE」、「パレスチナ子供のキャンペーン」、 The Palsetinian Infomation Center(英語だよ)、ジャミーラさんの「Byte Jamila」です。 どのHpも力作ぞろい、是非ご覧になってみてくださ〜い!(リンクのページからど〜ぞ!)

ここ、アンマンには、「Frosti」と言う、軽めの美味しいアイスクリーム屋さんがある。

そこで働いている、人なつっこいお兄ちゃん(アーミル、24歳、独身)とは、アイスクリームを買いに行くと、いつも顔を合わせるので、自然と、いろんなお話をするようになった。

アーミルは、怒っていた。

「この前、アブダッラー国王の息子と娘(まだ小さい)とそのベビーシッターの30歳ぐらいのイギリス人が この店にやってきたんだ」

“へ〜、ベビーシッターのお供だけで、国王の子供達もこういう店に来るんだね”

「それでね、その時、僕はパレスチナ関連の新聞を読んでいたんだよ。それを見て、そのイギリス人のベビーシッターが
『どうして、新聞見てるの?』って言うのさ。
だから、「見たいから」と答えたんだ。
そうしたら、その人、なんて言ったと思う?
『あなたは、ジョルダンにいるんだから、そんなパレスチナとイスラエルの紛争の新聞なんて読まない方が いいんじゃないの?あなたには、関係ないじゃない』
なんて言うんだぜ。信じられなかったよ。
だから、僕は、怒って 「もう、出ていってくれ!!」って言って、店から追い出したんだ」

アーミルは、パレスチナのヘブロンの出身だと言う。
そんなアーミルが今回の事に関係ないわけない。
それに、パレスチナ人の多いアンマンで、迂闊にそんなこと言ったら、袋叩きにあってもおかしくないかもしれない。

国王の息子と娘のベビーシッターなのに、そんなことも判らないのかしらん?? 実際に、今日も、ここアンマンで、ジョルダン人がイスラエル人を銃で撃ったという事件も起きているのに。

このベビーシッターも、元々のパレスチナ問題を全く理解していないか、理解したくもないのか。

雅子さんからこんなメールをいただいた。

「日本でも揺れ動く中東情勢は、大きく取り沙汰されています。報道されること自体はいいと思うのですが、多くの人たちはニュースの上澄みだけを掬い取って、「中近東は危ない」とか「アラブの人は何を考えてるのか判らない」だのと言っています。人間どうしが戦わなければならない状況に陥った、ニュースの根底に潜んでいるものを、多くの人に理解して欲しいと切に願う今日この頃です」

全くそのとおぉぉりである。

恐らく日本では、パレスチナ人が石投げたり、ムハンマド君の映像なども流れていると思うし、イスラエル人のリンチ殺害の映像も流れているだろう。

それだけを見て、パレスチナ問題を知らない人は、「パレスチナもイスラエルもこっわそ〜なとこだなぁ。 それに、アラブ人もイスラエル人も怖そう〜〜。なぜに、宗教だけでこんなに争わなくちゃイケナイのさ??」ぐらいの印象しかないだろう。

でも、今回のゴタゴタに限らず、パレスチナ問題は、宗教戦争ではない。 このことを説明するには、とてつもなく長くなるので、とても判りやすく飯塚さんが「日記のようなコーナー」に書かれているので、是非ご覧ください!! 見たい!と言う方は、こっちをクリック!してね。

それから、パレスチナのまだ小さい子供までが石を投げている姿を見て、多くの日本人は、不思議に思うかもしれない。「どうして、こんなに小さい子供までが石なんて投げて、何になるの??」って。

みんな、「こんな紛争なんて止めて早く平和になればいいのに」と簡単に口にするけど、そんなことは、パレスチナ人だって判りきっているだろう。
そんなこと、判っているけれど、石を投げられずにはいられない状況なんだと思う。

もし、私がパレスチナ人で、自分の子供が頭をねらい撃ちされて殺されたら・・・・私はきっと、石を投げている一人だったと思う。

あなただったらどうしますか??

もし、あなたがパレスチナ人で、自分の子供が、夫が妻が、お父さんが、お母さんが、武器も持たないのに、銃で撃たれて、殺されたら。


前のがみたいよ〜ってな方は こっち