純子のお部屋


7月20日

最近、サナアの街を歩いているとやたらと目につくロミオTシャツに思わず、ロミオを思い出してしまうアラビア純子です。お〜い、京都に行ってしまったロミオ〜〜元気ですかぁ??

じゅんこ2から、『ところで、アバヤ着て学校に通っているじゅんこ1の姿を想像して、笑ってしまった。さすが!難解なアラビア語はもちろん英語→アラビア語の授業でしょ〜。うーん、私は考えただけでも頭が変になりそうです。』とのことですが〜、英語→アラビア語なんじゃなくて〜、授業は、アラビア語オンリーなんっすよぉ〜。しかも、英語を一度、先生が使ったら20リヤル、生徒が使ったら10リヤル払わなくてはイケナイな〜んて規則(誰も守っちゃいないが)つーのがあって、全く、ワケわかんないっす。質問もアラビア語を使わなくてはならなくて、頭こんがらがってます。学校の様子は、生徒はほとんどアメリカ人か、イギリス人か、ドイツ人ばっかりです。私のクラスは、アメリカ人とスイス人のいずれも女性ばっかり3人ですが、みんなほとんど、学校の寮に住んでいるので、寮どうしのコミュニティーができていて、私はなかなかその中に入り込めないでいます。授業は朝8時から12時までなんですが、授業の進み方が早くて、しかもどーしても判らない説明は英語になりますが、英語を母国語としている人はこういうとき強いっすよね〜。どうも文法なんかを英語で説明するのって面倒なんで、あ〜〜とか言っているうちに次々と進んでしまうのが悲しいっす。その後にお昼を食べに行ったりすると(アラブではお昼が日本の夕食扱いで大々的に食べる)もう、夕方になって、それから、宿題や復習なんかをしていると眠くなってしまう毎日です。

新米パパさんから、『洗濯物は、外に干しちゃあかんて! 贅沢なようだけど、乾燥機で乾かすのが一番清潔なんです。要は、外気には虫や菌がいて汚いんですわ。』とのアドバイスをいただきましたが〜、あ〜ん、乾燥機なんて、そんな贅沢なもの、家にはないんですよぉ〜。あったら、病気にはならなかったかも〜。今日だって、ウオークマンがぶっ壊れたので、仕方がなく、カセットレコーダーを買いに行ってきたぐらいなんだからぁ〜。(CDなんてたいそうなものはないみたい、あるかもしれないけど、みかけてないっす)こちらのSONYは、made in マレーシアなんですよね〜。そう言えば、在イエメン日本大使館の医務官のDr.井上にも外に干してはイケナイと言われましたです。気をつけま〜す。どうもありがとう〜。それにしてもアラブでは、洗濯物って外に干してはイケナイんですね〜、アラブに暮らしていると、旅行では見えなかったこととかも判ってくるんだなぁ。

さて、新顔さんのご紹介っす。澄さんから、『異文化の中に女性でありながら、探求心をもって乗り込む姿勢に敬服しておりま す。テレビや本ではなかなか知ることができない様子が体験を通して、紹介いただきあ りがとうございます。さて、近いうちにアラブへという話があり、簡単な現地の言葉をマスターしたいと 思います。なかなかアラビア語については、図書やテープをさがせないのですが知っておりましたら、紹介いただければ幸いです。』とのメールをいただきました。どうも、ありがとう〜!でもね〜、簡単なものなら、「小池ゆりこさんの、3日で覚えるアラビア語」(だったかな?)とか、あとは、題名を思い出せませんが、誰か、簡単なアラビア語の本を知っている方いませんかぁ??たけおさんか、ちゃあさんあたりが詳しそうだと思うんですけど、私はイエメンに来てしまったので、本屋さんが覗けません。誰か、知っている方はぜひ、ご一報を!!!

それから、たけおさん採れ野さんもメールをありがとう!

さて、こっからは、アラビア純子が見て、聞いた、イエメンをお届けしま〜す。サナアの旧市街へ行ったときのことです。スークがある方じゃない一般の民家が立ち並ぶ地域を歩き回っていた時のこと。ぬわんと、あの『スーパーマリオ』の曲が聞こえてきたのにはビックリ!あの「たったった〜らったっったぁ♪」という音楽が聞こえてくる方に向かって歩いて行くと、子供たちがTVゲームをやっている真っ最中!それも日本語版。あまり驚いたので、中に入って
「きゃ〜、これって日本のじゃないのよぉ〜!」と叫ぶと子供たちが一斉に振りかえって、
「そーだよ!」だって。それもゲームで遊んでいるガキは相当の腕前だった。私もスーパーマリオだけは120個ゲットした相当の腕前なので、それをぜひ、披露したかったのだが、時間がなくてできなかった。今度、通りかかったら、ぜひ、やらせてもらおうっと!
しっかし、ホントイエメンって何があって、何がないのかまだよくわかんない国だわ〜。これってどういうルートで手に入れたのか尋ねて見たかったが、そこまで尋ねる語学力はまだ持ち合わせていなかった。彼等は、突然、現われた日本人に興味をひかれたらしく、いろいろ質問してくる。
「し〜に〜??」「だからぁ、日本人だって言ってるじゃないのよぉ〜。サナアでアラビア語を勉強してるんだよ。」「へぇ〜、なんて名前?どこ住んでるの?、何歳なの?・・・・・」
前の日まで泊まっていたホテルに荷物を忘れたのでそれを取りにいく途中だったのだが、道に迷っていたので、道順を聞いて見ると、みんなでよってたかって丁寧に教えてくれた。何せ、旧市街は迷路のようなのだぁ。そして、一人の割と年上の子供がホテルの近くまでついてきてくれた。ぬわんて優しい!!
それに比べて、この前なんか、やはり旧市街で迷ったとき、YATAトラベルのガイドが「日本人?」って話しかけてきて、勝手に案内を始めて、
「ここがスーク・アル・ミルハだの、ここがスパイススークだの」って私だって知っている説明をえんえんとした挙句、別れ際に「ガイド料をくれ」と言う!あったまにきたので、
「そっちが勝手にガイドしてたくせにガイド料だってぇ〜??びた一文払わん!!!」と言うとすごすご逃げていった。まったくぅ〜、オ〜イ!YATAトラベルぅ〜!!いいかげんにしろよぉ〜〜!!!
それから、この前は、旧市街に入る手前で出会ったワーリド君(13歳)と一緒にオールド・サナア・パレスホテルのマフラージでお茶と決め込んだ。そこへ向かう途中、道ばたでサッカーをして遊んでいたガキ数人がいきなり、ワーリド君につっかかってきた。
「オイ、お前、ど〜してここにいるんだよ!警察に捕まるから、こっから出ていけよっ!」てなことを言っている。なになに〜?警察に捕まるだとぉ〜??そんなはずはないと、
「この子は、私の友達なんだけどぉ」って言うと、やっと通してくれた。どうも子供にもなわばりみたいのがあるらしくて、オールドサナア以外に住む子供は、オールドサナアには入ってきてはイケナイという掟みたいなもんがあるらしい。だって、他にもすれちがったガキもつっかかってきそうになったから。それにスークでも、店のおやじがワーリド君が私の隣に立っていると、「オイ、あっちにいけ」というようなことをぬかすので、「この子は、私のボディガードなんだ」というと「ふーむ、そうか」と言って許してくれる。どうもワーリド君は身なりが貧しいので、乞食だと思われるらしい。だから、その度に私は、「ワーリドは私のボディーガード」を連発していた。
イエメンには乞食が多く、信号で車が止まる度に乞食の子供や大人がお金をせびってくる。見ているとお金をあげる人もいれば断わっている人もいる。断わっている人の方が断然多いが、あまりにもかわいそうなおじいさんがいたので、その人にはお金をあげてしまった。イスラームでは、ザカートといって、お金を持っている人が持っていない人にあげるのが良しとされているのだが、なんんとなくはばかれて、今までお金をあげたことはなかった。今回、初めて、ザカートをしたが、本で読んだ通り、おじいさんは「ありがとう」も云わずに去っていった。ザカートはイスラームでは、義務の一つなので、貰って当然なのである。私はムスリムじゃないから、何だか、「ありがとう」と言われないのは、不思議な気持ちがした。でもこれがイスラームなんだなぁって思った。これ以降もお金をせびってくる人が後をたたないが、どうもただ、お金をあげればいいという気持ちにはなれず、ザカートは実行していない。どうせなら、お金じゃない方法で実行したいものだなぁ。



7月18日

いやぁ〜、採れ野さんとこの風邪がうつってしまいました〜!電話線を通してうつるとは、この風邪、なかなかしつこいかも〜〜!
というわけで、今度は、風邪をひいてしまい、体温計も荷物の中なので、測れないんですが、これは熱がありそうです。今日は、学校を休んでしまいました。が〜ん。一日遅れると進みが早いので、明日ついていけるかが不安なアラビア純子です。 今日、イエメンに着いたりょーこさんからお電話をいただいたのですが、寝込んでいたのでお相手できなくてごめんね〜〜!

さてさて、ゆたかさんから『マーリブの砂漠越えができない場合、サナアから、アデン、アルムカラ経由ならシバームに行けるのでしょうか。それから、マーリブから南に下って Nuqub、 Ataq 経由で Habban (Aden から Al-Mukallaへ行く道の途中の町) へ行くバスはあるでしょうか。』とのご質問ですが〜、え〜とですね〜、今、イエメンではMARIB, HAJJAH, SADAH には入れないのです。ということは、マーリブに行けない(というか、サナア〜マーリブ間の道路が閉鎖されている)ので、シバーム(HADRAMAUTの方)に行くには、サナア〜マーリブ経由では行けないので、サナア〜タイズ〜アデン〜アルムカッラ〜サユーンなら行けるでしょう。ただし、帰りか行きはどちらか飛行機で行かれた方がいいんじゃないかな?どうしても飛行機はイヤなら仕方ないですが、イエメンは移動に時間がかかるので無駄にならなくて済むと思いま〜す。

それから、みーとさんばんべんさんジャパニーズおさむさんたつろうさんたつやさんたけおさんちゃあさんあきらさんさとみんさん美奈さんうらさん採れ野さんメールどうもありがとう〜!お返事遅れていますが、許してね!

ぎゃ〜、今、雷とともにすごい雨が降ってきて、部屋の窓がきちんとしまらない部屋は浸水の被害にあっています。きゃ〜〜、助けてぇ〜〜。窓のすき間から、雨が入ってくるのでカーテンもびしょ濡れっす! 今は、雨期なんですが、こんなにすごい雨は初めてっす。りょーこさん、ダイジョーブかなぁ・・・。

こころを落ち着けて〜っと、さて、イエメンに来てから、ここで書きたいことは山ほどあるんですが、なかなか時間が取れませんでしたけど、今日は、ちょっとだけ、書きたいと思います。
『いろんな、アイブについて』です。この『アイブ』ってのは、日本語にすると、『恥ずかしいとされていること』とかいう意味なんですが、今日は、私が体験した様々な『アイブ』について、ご紹介しましょ〜。
1、自転車はアイブだ!
こっちに来て、もともと歩くのって好きじゃないので、どうしても自転車を買いたかったんですが〜、なんと女性が自転車に乗るのは『アイブ』だそうな。ひぇ〜。自転車に乗って通勤している人がいたので、 「私も自転車が欲しいんだよ〜、いくらぐらいするのかなぁ??」って聞いて見たら、と〜んでもない!!って顔をされてしまった、そして、「女性が自転車に乗るのは、おかしいよ〜」って言う。「ど〜して、ど〜して、ど〜してよぉ〜」と尋ねると、「それは、女性が自転車に乗るのは、アイブだから」だって〜。「日本じゃ、女性だってバンバン自転車に乗っているよ」というと、ものすご〜くビックリされた。こりゃ〜、想像以上にイエメンでは変なことらしいっす。なんでも、女性はアバヤも着ているし、自転車には乗りにくいこともあるけど、それ以前にアイブなんだそーな。前に来たときは、イエメンではあまり自転車に乗っている人ってみかけなかったのですが、6ヵ月前ぐらいにイエメンにも自転車が上陸したらしく、ガキはマウンテンバイクみたいな結構立派な自転車を乗り回しています。それから、多いのが若者で、おじさんで乗っている人はほとんどいません。自転車といえども、子供のころを思い出せば、乗りこなすのに結構大変だったから、きっとおじさんは乗りたくても乗りこなせないのかも。でも、一人だけおじさんで乗っている人を見かけましたが、得意そうに乗っていたのが印象的でした〜〜。
2、結婚前の化粧はアイブだ!
イエメンのごくごく普通の家庭を訪問したときのことっす。15歳のイナースと13歳のサマルと仲良くなって、私が持っていた口紅を塗ってあげようとしたら、「ダメダメ」って言う。「ど〜して?いいじゃん、たまにはさぁ〜」って言ったら、「い〜や、それはアイブ!!」って言われたっす。「ど〜してアイブなのか?」ときいてみると、「結婚前の女の子が化粧するのは、アイブ」なんだそう〜な。う〜む。これにもビックリした。よく見かける、アイメークばりばりの人はみーんな結婚している人ばっかりだったんだわ〜。
3、妻の名前を人前で口にするのもアイブ!
友達のムハンマドの家に遊びに行った翌日、ムハンマドの奥さんは、「サミーラ」っていう名前だよねって他の男性が一緒の席で口にしたら、「それは、アイブだ!」だそーな。ふ〜む、奥さんのことについて男性が質問するとか、友達の奥さんのことを奇麗ですね〜って褒めることとかは嫌がられるってことは知っていたが、私が、他の男性の前でも奥さんの名前を言ったりするのもアイブだったとは知らなかったわ〜。
4、女性が公衆の場で眠ったりするのも、アイブ!
と〜っても眠くて、友達のマフラージで眠ってしまいそうになったとき、「女性が公衆の面前で眠るのはアイブだよ」って教えて貰った。ふむふむ、いろんなアイブがあるんだなぁ。全然知らなかったので、毎日、お勉強になりますです。 それから、この「アイブ」は、子供が何かいけないことをしたときも、日本でいう「メッ!!」って感じでも 使われています。全く、面白いっすよ〜。



7月15日

ひゃ〜、毎日超忙しい日々を送っているアラビア純子です。イエメンはやはり通信状況が悪く、全然つながらなかったりしますが、今、メールを皆さんに書いている最中です。お返事遅れていることをおわびさせていただきます。 皆様からは、続々と祝!開通メールが届いています。採れ野さんじゅんこ2nobさんりょーこさん表裏さんありがとう〜〜!
ここでは、今までメールをくれた人すべて(出演拒否の方を除いて)ご紹介させていただいていたのですが、それでは、あまりにも量が多すぎるので、これからは、トピックスのみとさせていただきます。ごめんなさいです。

ひさこさんから『純子さんは、アバヤを着て大学へいっているんですか?それとも日本にいたときのような格好ですか?』とのご質問ですが、は〜〜い、アバヤを着て通っていま〜す!旅行や短い滞在なら着なくてもいいんでしょうが、私は一軒家を借りて住んでいるので、あまり目立たないように気を付けているのです。バーバルヤマンやタハリールなら旅行者も多いしそうでもないんでしょうが、私の家は住宅街なので、アバヤを着ていたって視線が痛いぐらいなんですけど。道を歩いているとよく、ガキに『し〜に〜(中国人)し〜に〜!!』って言われるっす。イエメンには、以前、中国人が沢山出稼ぎに来ていたので、イエメン人はまさか日本人だとは思わないみたいです。だから、『ら〜ら〜、や〜ば〜に〜や!!(ちが〜う、日本人だよ〜)』と対応しています。それにガキは、必ずといっていいほど、『はろ〜!』と話しかけてきます。だから、『あっさらーむあらいくむ(こんちわ)』と返すと、ぽか〜んとした顔をしたりしています。大人からは、『バンコック?』とか、『コリヤ?』とか『し〜に〜?』と言われます。他のアラブでは、最も多いのが、『バンコック』か『フィリピーナ』だったので、結構、新鮮です。イエメンには、韓国人も多いからみたい。

美奈さんからは、『イエメン大学ってことは、サナアですか?確かあそこは高地でしたよね、と言うことは、気候的に少しは(ホントに少し)過ごしやすいのかな。んで、どんなお家に住むんでしょうね。HPの日記の更新が楽しみになりますう。』とのことですが、私が勉強しているところはイエメン大学じゃないっすよぉ〜。そうですね、サナアは2200mぐらいの高地だし、湿気が全然ないので、気温は、今の時期、日中35度、夜間は25度ぐらいですが、想像していたよりも暑くなくて、カラっとした気候です。クーラーがある家はほとんどなくて(もちろん、我が家にもないです)それでも全然平気なぐらいです。でも歩きまわったりするとやっぱり暑いですけど、我慢できないぐらいじゃないです。不思議なのは、今は夏で、私は暑いと思って歩いているのに、イエメン人は、ダウンみたいな分厚いコートみたいなのをトウブの上に着ていたり、かなりの厚着をして歩いていたりする人もいれば、長袖のシャツのみの人とかもいて、一体、彼等の気温感覚はどうなっているのか不思議です。肌を露出するのは良しとされていないけど、あまりに厚着をしているので、『ねぇ、暑くないのぉ??』って尋ねてみたい衝動に駆られるっす。
我が家は、アルガ〜ア地区という古い家が多い地区にあるんですけど、家も相当の古さです(推定、築500年かなぁ?確かじゃないので、後で確認してみます)一軒家なので、日本じゃ考えられないぐらいの広さです。一人では、もったいないんですけど、どうしても電話を確保したかったので仕方がなかったのです。どんな家に住んでいるかというと、ベッドルーム、キッチン、バストイレ2つ、部屋が2つにマフラージといった造りです。こう書くと、「すげ〜立派なところに住んでいるんじゃね〜かよ、アラビア純子ってば〜〜」って言われそうですが、昔の造りなので、床が平らじゃないんです。だから、家具の下にモノをおいて平行を保たないとイケマセン。それから、窓も昔の造りなので、キチンとしまらなかったり、相当アバウトな造りなので、外の埃が家に入ってきます。一日机の上を拭かないと細かい砂みたいな埃がたまってしまいます。
埃も床のでこぼこもあまり気にならなくなってきましたが、一番の問題は、やはり『水』ですね。お湯もでるし、シャワーも浴びれますが、いきなり水がでなくなるのが恐怖です。この前は、シャンプーしている最中に水がでなくなり、青くなりました。水は、各家庭に水の貯水タンクがあって、そこに水がパイプを伝ってくるシステムになっているのですが、水が来なくなると貯水タンクの水を使うのですが、そのタンクの水が全くなくなった場合、水運びおじさんに連絡すると、大きな水を入れたタンクを積んだおじさんがやってきて(丁度、ガソリンとかを運ぶ車に似ています)ホースからタンクに水を入れてくれます。ここに引っ越してきて、もう2回も水運びおじさんのお世話になりました。毎日、いつ水がなくなるか判らない恐怖があります。
それから、一応家具付きなんですが、その家具もまた、古いんで、掃除をしたくても掃除機は動かない、洗濯機も脱水ができない(しかも説明がドイツ語)なんで、大家さんに言ってとりあえず、掃除機は、昨日、新しいものが届きましたが、その中を点検してみたら、ぬわんとホースがない!んで結局、掃除はおあずけで〜す。その旨を伝えても『むし、むしけら(ノープロブレム)』と言われるので、何度も交渉する気力が大事です。そういうときは本気で怒っちゃいますが、まぁ、日本のようにはいかないのが当り前なんで、ぼちぼちいきやしょうってとこでしょうか。こういう風に書くと、アラビア純子ってば、イエメンがイヤなんじゃないか?って思われそうですけど、全然そんなことはないです。むしろ、日本との違いを楽しんじゃっていま〜す。それに、家はもちろんイエメン建築で、各部屋には、「カマリア窓」がついているし、おみやげに買って帰った、イエメン建築のミニチュアみたいな家に自分が実際に住んでいるのが信じられない。もしかして、私って幸せ者??って思っていま〜す。
ひゃ〜、今、これを書いていたら、突然の停電に見舞われました。おぉっと危ない、PCを使っているときは、気をつけなくっちゃだわ〜。

さて、新顔さんの紹介です。あいさんから『はじめて純子さんのページを拝見しました。すごく楽しんでます。アラブ圏の文化や世界に興味を持って、いろいろインターネットで検索しては楽しんでいます。特にわたしは、アラビア語が大好きでした。”ナアム”と”ラ−”以外はまったくアラビア語は、わかりませんが、あののどの奥のほうから発声する感じや、響きがほんとにどこか愉快でいつもアラビックたちのアラビア語での会話に耳を傾けていました。』とのメールが届きました。どうもありがとう〜!アラビア語が大好きって人って結構多いんですねぇ。あの独特の響きにやはり魅了されるのでしょうか?私はと言えば、毎日授業についていくのが精一杯で、宿題もた〜くさん出されるので、毎日、バタンキューで寝てしまい、メールを書ける時間もないです。今日は水曜日なんで、明日はお休みだから、こうやって更新できますが、普段は、疲れてすぐに寝てしまうという生活です。今、全てが新しく始まったので、精神的にも緊張しているのかもしれないですね。慣れてきたら、もう少し、頻度を増やせるかもしれませんが、ご了承いただきたいと思います。

ネパールみゆきさんからは、『イエメン留学おめでとうございます。HP楽しく拝見させていただきました。縁あってイスラム文化に触れる機会があり(トルコ、ボスニア、アンダルシア)、昨年から中東行きを思案してきました。昨年1年間はイギリスに居たので、日本人向けの情報に恵まれず、帰国してからも一般観光以外の情報は限られている現状に直面したので、このHPの情報はとても貴重で役立つものでした。(女性の視点で書かれているアラブ情報って少ないんですよね。)ありがとうございます。』とのメールが届きました。どうもありがとう〜!確かに女性の視点で書かれているアラブ情報って少ないかもしれないですね。為になっていただければこんなに嬉しいことはないっす。 あいさんネパールみゆきさんこれからもよろしく〜!



7月10日

ひゃっっほぉ〜〜!みなさま〜、アラビア純子@イエメンっす!
思っていたよりも初アクセスに手間取り、なかなか更新ができずにいたけれど、やっとのことでここに帰ってくることができました。ひゃ〜、ここまでくるまで、長かったぁ〜〜ですけど、みなさま、お元気でしたかぁ??

アラビア純子は実は、あまり元気じゃないです。イエメン到着してからの疲れが一気に噴出してしまい、血尿はでるわ、手足中を、ダニやらカ?に刺されて、せっかくのベイビースキンが台なしっす。でも、気分的には元気ですので心配しないでくださいね。それにしても、到着そうそう、ロミオのようにバッゲージ紛失騒動に見舞われました。どうも、何回もトランジットをすると、紛失しやすいようです。私の荷物は、おそらくアブダビでどっかに行ってしまったみたいだったので、その旨を伝えたら、 翌日には、戻ってきました。でも、日本から5月に送った荷物はまだ届いていません。どこいっちゃたんでしょーー??

さて、肝心の初アクセスなんですが、イエメンでの家と電話の確保には成功しましたが、なかなかこのローミングサービスというのの設定がうまくいかなくて、つながらない日が3日程続きました。 もう、これは、自分ではど〜しようもない!と判断して、イエメン在日本大使館の高橋さんに電話をして、相談しました。そこで、日本大使館まで、コンピュータを持ち込み、コンピューターに詳しい方がたの指示をあおぎまして、やっと、初アクセスに成功したという次第っす。高橋さん、新井さん、Dr. 井上、お世話になりました。ありがとうございました〜〜。
イエメンに入国してからというもの、しばらくパソコンに触っていなかったし、今日までもいろんなことがあったので、何から書いていいのかわからん状態ですが、落ち着いたら、徐々に復活すると思います。それから、みなさまには、徐々にメールのお返事をするつもりですが、なにせ、こちらは、ネット事情が想像を絶するくらい悪いので、時間がかかるかもしれませんが、気長にお待ちくださいね。ここの更新も頻繁にはできないと思いますが、お許しくださいませ。

さて、6月17日以来、久しぶりの登場ですが、この4週間ぐらいの間だけでも、いろんなことがありました。イエメン出発前は、じゅんこ2の家に泊まって、最後の晩餐をしました。ロミオ、じゅんこ2、成田に見送りまでしてくれてホントにありがとう。うれしかったよ〜。

採れ野さんにも、お世話になりっぱなしですみませんでした。助かりましたです。ありがとう。 私が出したポストカードはちゃんと届いたようですね。よかった。

さて、沢山メールがありすぎて今日、ご紹介するのは、新顔さんだけにすることにします。ひさこさんから、『今、イスラーム文化に関する本を、図書館でかりてきては、よんでいるんですけど、じゅんこさんに比べたら、まだまだ未熟です。もっともっと本を読んで、知識をふやしていきたいです。いつかは、アラブ諸国に、旅をしてみたいです。アラビア語も修得したいんですけど、 、、何度か自力でトライしてみたんですけど、あいさつなどの、言い回しができても、文字を読むというのは、なかなか、簡単なものではないのでではなくて、苦戦してます。 じゅんこさんは、アラビア語を話せるんですよね!  独学されたんですか? 採れ野さんの、HPに、じゅんこさんが、イエーメン大学へ、留学されると書いてありました。ということは、相当堪能なんでしょうね。がんばって勉強してきてください!!』とのメールが6月15日にきたんですが紹介していませんでした。ごめんね。いやぁ〜、私は全然、堪能なんかじゃないっすよ。堪能じゃないから、勉強しにきているんです。しょっぱなから、授業は難しいっす。だって、英語は使わず、アラビア語での授業なんっすよね〜。ひゃ〜、でも結構面白い学生生活を送ってま〜す。

ゆたかさんからは、『ホームページのドバイとイエメンの旅行記、読ませていただきました。 おもしろいですね。私も、7月31日から8月16日まで、ドバイ経由でイエメンに行ってき ます。イエメンは古き良きアラブが残っている国のようですね。楽しみです。』とのことで、そうですか〜、イエメンにいらっしゃるんですね!今、イエメンは、サナア市内で、ガソリン値上げ反対の暴動が起きたばっかりだし、マーリブの砂漠超えは、ベドウィンと政府の対立により、現在、旅行者は入れないような状態になっているようですので、気を付けてくださいね。

さつきさんからは、『採れ野さんの「クエート日記」から純子さんのHPへ侵入(?)しました。旅行記を読んで、笑い転げました。楽しかったです。すっごく、前向きな方とお見受け(?)します。アラビア語って、地球上の言語の中でも難易度★★★★★★★くらいじゃありませんか?以前、エジプトへ行った時、あの独特な文字で書かれたコーラの缶に一種のカンド〜を覚え、友だちと「コ・オ・ー・ラ」と勝手に当て字をして読んだ事を思い出しました。ワタシは比較的暑いトコロは得意な方で、一緒に(エジプト)に行った友だちが"暑さ負け"していく中で、最後まで生き残り(?)ました。中近東は、エジプトしか知りませんが、土地自身が人間を引き付ける魅力をもっていて、純子さんのHPを見て、 "イヤになるくらい"の暑さをまた、経験してみたくなり始めています。』とのことで、いやぁ〜、イヤになるぐらいの暑さ(熱さ)を体験したい方って結構いるんですね〜、ぜひ、体験してきてくださ〜い。それから、コカコーラで思い出しましたが、イエメンでは、以前は、コカコーラは販売されていなかったのですが、3ヵ月前に、販売され初めたそうです。いやはや、びっくり。だって、コカコーラって経営者がユダヤ人だったので、いままで、イエメンでは販売されていなかったのだから。何をもって今さら、販売され始めたのかは不明だけど、まぁ、いいことなんじゃないかなぁ。それにしてもイエメンではこの「コカコーラ」大流行していて、みんな、『こぉか〜こ〜らぁ』と注文しています。面白いですよね〜、まったく。

それから、それから、ぬわんと、サウジアラビアからの留学生の方がたから、日本語と英語のメールが届きました〜。Raid さんと、Aliさんです。サウジアラビアを紹介してくれて、どうもありがとう、これを機会にアラブと日本の絆を強くしていきたいという内容のメールをいただきました。ひゃ〜〜、実際に、アラブの方からメールをいただいたのは初めてっす!感激で〜す。

新顔のみなさまがた、いらっしゃいまっせ&これからもよろしく〜〜〜〜!それから、いない間にもメールをくださった方々にも、シュックラン!


前のがみたいよ〜ってな方は こっち