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パスティス・デ・ナッタ&エッグタルト


今、日本で大流行のエッグタルト。その起源は、ポルトガルのパスティス・デ・ナッタにあります。

ポルトガル発→マカオ→香港経由→日本

の経路をたどって日本で流行しているナッタ。私の体験したナッタ&エッグタルトをご紹介します。

起源代表

「パスティス・デ・ベレン」のパスティス・デ・ナッタが有名


ジェロニモス修道院近くの「パスティス・デ・ベレン」。
パスティス・デ・ナッタは、修道院生まれのパイ菓子であり、「パスティス・デ・ベレン」のナッタが、おいしく大変有名です。
他のナッタとひとあじ違うおいしさです。焼き立てを召し上がれ。

左の写真は、六角形の上の箱で、これにナッタが6個入っています。
上下をあわせるかたちで3組入れます。
これを、片手に持ちながら、熱々のナッタを食べる風景が、ベレンのナッタの風景です。


マカオの元祖 「澳門安徳魯餅店」(Load Stow's Bakery.アンドリューベーカリー)


マカオのコレアネ島に、「澳門安徳魯餅店」の本店があります。

フランシスコ・ザビエル教会にいく、すぐ手前です。対岸の中国とは、水深5メートル川幅300メートルの川で隔てられているだけです。

(ちなみに、マカオの周りは、海だと思っていましたが、実は、川なのです。淡水です。ここが香港とは大きな違い。)

左の地図の矢印が「澳門安徳魯餅店」。
その下の赤丸がフランシスコ・ザビエル教会。
道路沿いです。すぐ。

もし、ツアーでフランシスコザビエル教会に寄るのであれば、一声かけるとここにも寄ってくれるところです。
一見、普通のパン屋さんのようですが、ここのパスティス・デ・ナッタが大変おいしいです。
下のように並んで売られています。
午前中にいったのですが、熱々のところをいただきました。
左下の写真の奥の窯で焼いています。

(※地元の方の話では、経営者が離婚して奥さんのMagaridaさんの経営になったそうです。店名までは変わっていませんでした。)
香港の「澳門安徳魯餅店」。
HMVと免税店の間にある小さな店。
澳門と同じ看板がでていました。
HMVの並びです。












小さい店だが、ひっきりなしにお客さんがきます。
だから、いつも熱々でおいしい。

みんな箱で買っていくので、ケースにたくさんありそうでも、一瞬にしてなくなってしまいます。

香港では、いろいろなエッグタルトがでています。

HMVの角を曲がっていくと、20mくらいにあるお菓子屋さんです。
一口タルトと、香りを少し変えたタルトを売っていました。
こんな甘味のお店がたくさんあります。

このあたりで、パステイス・デ・ナッタを復習しておきます。
ポルトガル式と中華の点心が香港で合流し、数多くの亜流がでてきています。
エッグタルトが普及しすぎて、本場ポルトガルのパスティス・デ・ナッタの影が薄くなるのが心配です。

呼び名 生地 クリーム
ポルトガル式 パスティス・デ・ナッタ パリパリとした生地が渦を巻くように作ったパイ生地 カスタードクリーム。シナモンをかけて食べる。
香港式?
澳門式?
エッグタルト パイ生地とクッキーの2種類が登場 カスタードクリームと、中華風プリンと2種類ある。
中国式点心 蛋撻(ダンタッ) 蒸しプリン風タルト

日本にもたくさんの種類のエッグタルトがでています。が、これは、ありすぎるので省略します。
おいしい&本場ポルトガルの味の「パスティス・デ・ナッタ」は、蒲田の「清野」がおすすめです。