「今日ここにこうして日向ぼっこをしていれば、
世界がどうなろうとちっともかまわない気がする。
世界が理に適っていようと間違っていようと、
よかろうと、悪かろうとそんなことは問題ではないのだ。
世界はただ存在し、
それだけでじゅうぶんだ。
世界はこういうもので、
わたしはこういう人間なのだ。
そしてわたしはそれを足を組んで座っている仏陀のようではなしに、
陽気で残酷な知恵と、
ある内的な安定感からいっている。
わたしの前にある外界と、
わたしの中にあるこの何ものかと、
その他、
すべてのものはわれわれに説明できない幾多の動因から生まれたものだ。
この混乱のうちにある秩序はわれわれの理解を、
人間の理解を絶している。」
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