5月23日 も〜すぐ一時帰国しまーす。イエメンみたく、その辺でバ〜ッタリ会ってしまうかもしれませんね! ウチの学校の生徒達は2ヵ月半で帰ってしまう人もいれば、半年も1年もいる人もいる。期間に限らず、今まで通っていて気付いたことがある。
アメリカから来たマークは、他のアメリカ人と一風違った雰囲気を醸し出していて落ち着いた感じの人だ。私と初めて喋った時、私がなぜ、アラビア語を勉強しているのか、という話題になった。
そんなマークのイエメン滞在も4ヵ月を過ぎたころ、急にマークに対してみんなの態度がよそよそしくなった。学校のウワサには疎い私の耳にも、『マークがシャハーダ(信仰告白:これをすればムスリムになれる)して、ムスリムになったんだって』というウワサが飛び込んできた。
その後のマークに対して、学校の生徒達はマークとは表面だけのおつきあいしかしなくなった。ムスリムになったというダケで、性格なんかは変わらないのに。相変わらず態度を変えない私にはマークはいつも挨拶して握手してくれる。
そして、驚くのが、変わるのはマークだけじゃない。ムスリマであるイギリスから来ていたソフィアとアシュワークも、アメリカから来た、トルコ人とドイツ人のハーフのアンナも、最初は普通の格好をしていた。普通と言っても、ソフィアとアシュワークは、ヒジャーブだけは被っていたが、アンナは全く普通の格好だった。
私は最初からアバーヤとヒジャーブをしていた。ハッキリ言って暑い日なんかは着たくない日もある。でもこれは、私なりに、現地イエメン人達への配慮の意味でもあり、一人で家を借りて住んでいたので、安全面の意味でも、そして、なによりも、私もイエメンにいる間は、こういう格好で過ごしたかったからだ。私は学校の寮ではなく、普通のムスリム達と同じ環境に身を置いて、彼等からも受け入れられたかったし。
でも、欧米人は意地でもそういう格好をしたがらない人が多い。そして、そんな彼女達を横目に『彼女達、絶対に狂ってるわ。どうしてイエメンに来てから、いくらムスリマだからってあんなニカーブまでつけちゃって、そんな格好しなくちゃいけないのかしら?どうしてあんなに前と変われるのかしら??狂っているとしか思えない!!』などとウワサしている。
5月12日 お知らせでございま〜す。ちょっと前にまたまたまたマックが壊れまして、修理に出したのはいいんだけど、3週間ほどのメールを消されてしまいました!そこで、お願いなんですが、ここ3週間ほどの間に私にメールをくださった方々、美枝子さん、のぶこさん、じゅんこ3さん、cheese さん、真智子さん、エジプトのえりこさん、川島さん、やすあきさん、正恵さんできればまたメールを送っていただけませんか??それから名前を覚えていなくて申し訳ないんですが、メールをGW中に送っていただいた方々!ぜひ、また送ってくださいませ〜!よろしくお願いしまーーーす! ところで、日本では『ダンゴ3兄弟』なる歌が流行っているそーですね。イエメンでの日本人の集まりの時に、『え〜〜?知らないのぉぉぉ?しんじらんなぁ〜い!』っなノリでバカにされました。そ、そんなにバカにしなくったってぇ。知らないもんは知らないんだから、しょーがないよねぇ。 アメリカとイギリスがイラクを攻撃するちょっと前に、友達のオフィスに新しくズィヤード(仮名)というイラク人男性が勤め始めた。ズィヤードは、イラクでは、頭のイイ子が通う有名学校にいてバグダットの大学を卒業している。湾岸戦争以来、イラクでは仕事がないため、イエメンで働いているのだ。そういうイラク人はイエメンに沢山いる。そして、兄弟以外の家族はイラクにいるんだそう。 『家族と離れて心配じゃないの?だって、この前攻撃されたりしたじゃない?』 『心配はしていないよ。だって、攻撃されるような場所からはウチの家は離れているし。ウチは薬局をやっているから経済的にもダイジョーブ』と自分に言い聞かせるような口調だった。 『実際のところ、イラクでのサダム・フセインの評判ってどうなの?パレスチナ人とかは彼を支持していたりするけど』 こんな質問って今まで受けたことないかのような顔つきになってから 『う〜ん、アメリカやイギリスが攻撃したけど、フセインよりはまだマシさ』と言う。 『へぇ〜、やっぱり、そうなんだ。イラクでは秘密警察みたいのがいたるところにいて、例え、友達とか親戚でさえ、信用できなくなっているって聞いたことがあるの。だって、ヘタにフセインの悪口なんか言って、密告されて捕まるなんてこと、しょっちゅうあるって聞いたし。フセインって自分のジャマをする者は例え、自分の娘ムコだって、殺したりしているじゃない?』 『そうなんだよね。でもこういうこと、おおっぴらには喋れないよ。確かにフセインのせいで、今のイラクは大変さ。みんな迷惑って思っているけど、誰もそんなこと口にだせないしね』 『やっぱり、みんな力を併せてフセインを脱却させるとかはムリなのかな?』 『そりゃ、ムリさ。軍はフセインのいいなりだし、そんなことしたらこっちがやられてしまう。選挙が今度あるけど、どうせ、フセインがまた再選するに決まっているのさ』と半ばあきらめたような口ぶりだった。 そして、『君は随分、好奇心の塊りみたいな人だね。そういう人は危険なんだよ』 『え?キケン??どうして?』 『だって、好奇心があるってことは、頭がいいってことだから、何でも見透かしてしまうだろ。だから、ボクのことだってわかられてしまう』 ズィヤードは、かなりの努力家だ。仕事以外の家での時間は主に語学の勉強と読書に費やすという。
フランス語をイラクで小さい頃からやっていたのでフランス語はペラペラだし、フランス語よりもできなくて今、勉強中という英語だって、アラビア語とフランス語と英語の単語を並べた小さなノートを作っていつも持ち歩いている。
5月6日 イエメンの不思議なつながりをさらに実感している今日この頃。
そして、イエメンで偶然に会ったじゅんこ2。この出会いもイエメン編に書いたけど、ホントに偶然だった。
そして、今回のGWは、まりーと金子さんの友達の天候調査中さんともイエメンでお会いした。
まりーやじゅんこ2を始めとするイエメンの輪が日本で広がりつつある。私もなんだかすごく嬉しい。
それに、驚いたのが私も知っているイエメン人のサービットさんが日本を訪れてホームステイしたのだけど、まさにそのホームステイ先であるのぶこさんから『1月の末に、うちにホームステイにイエメンの日本大使館の職員のTHABETさんが、来ました。たった1泊でしたが、夜おそくまで、イエメンのお話をしました。とくに、カートや水パイプのお話に興味を持ちました。わたしは、どんな葉っぱか写真を持っていたらみせてといったのですが、今はもっていないということで、知りたがりやのわたしは、ホームページを検索して、 みつけました。私の知りたかったすべてを、純子の部屋で。百科事典でイエメンをみても、人口が、いくらとか歴史がどうとかで、わたしの満足のいく答えが得られなかったのです。彼が女の人の服装についてもはなしてくれましたが、あなたのホームページをみると、彼のはなしたことが、よりいっそうはっきりしました』というメールをいただいて、ホントに驚き桃の木さんしょのき(←死語??)です!! そう言えば、きおしげさんが前に言っていたなぁ〜、「人間、どんなに多くて2万人ぐらいの人と出会う らしい。でも、それってただなんとなく会ってる訳じゃなく、全ての出会いに何らかの意味があるんじゃないかって ... それに生きていていろんな人と出会っているって言うより、人と出会うために生きてるんじゃないかって ... 』って。 5月1日 今回アップした『恐怖のエジプト』で、なにやら、アラビア純子の母、通称、ラブ子(愛子っていう名前なんだけど、父が若いころ母に送ったラブレターに、 「LOVE子へ」な〜ん書いてあったもんだから。ふぉふぉふぉ、ママさんの秘密をバラしちまったぜぃ)へのラブコールが沢山届きました!ありがとうございま〜す。 ラブ子いわく、『エジプト編を改めて読み直すと、なんだかママはピエロみたいで悲しいよ』などというメールが届きましたが、 じゅんこ2からは、『じゅんこ1のお母さんってば、 久しぶりにだい、だい、だいばくしょ〜〜〜!!!だったよぉぉぉ。いくらあのお母さんだって、イエメンでひとりぽっちにしちゃったなんてさぁ、じゅんこ1ってばそれは可哀想だよ。(ぐふふふ)じゅんこ1のお母さんでさえ、その調子(涙声で泣きだしちゃった)だったのなら、うちの母がもしイエメンでひとりぽっちにされちゃったらと想像すると、どーしても笑っちゃうんだよね〜。でも、それはかわいくて、おちゃめで、ユーモアのある人だな、と思うからよ。その血をしっかり引いている娘と、またまたエジプト珍道中したってのが、ふたりの会話を想像できて楽しかったよ』というメール、そして、 みーとさんからは『純子さんのお母さんの話は、じゅんこ2さんからも聞いてたけど面白い人やね。ファンレターでも送っちゃおうかしら?』というメール、そして、 中東研のまことさんからも『純子さんのお母様は本当にできた方ですね。僕の母ではこうはいきません。どちらかというと自分の価値観を押し付けたがるタイプですから』などなど、ピエロどころじゃなく、みんな、褒めてくれちゃってますよ!いや〜、ありがとうございました! さて、今日はイエメニ男性の「結婚の条件」についてお話したいと思いまーす。 結婚の条件は
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前のがみたいよ〜ってな方は
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